新潟記念 〜展望編〜

レース予想2026

夏競馬の締めくくりに、新潟芝2000mの舞台で個性豊かな馬たちが集う。
長い直線、広い外回り、そして最後まで脚を伸ばし切る持続力。
一見すると瞬発力勝負に見えて、実際には道中の位置取りやペースへの対応力が結果を大きく左右する一戦。
実績馬が力を示すのか。
それとも、夏の新潟でこそ輝く伏兵が波乱を呼ぶのか。

新潟記念 ~展望~ | 優駿達の血統譜
Race Preview 2026

新潟記念 ~展望~

2026年8月30日(日)新潟芝2000m GⅢ 別定 3歳以上
サマー2000シリーズ 第5戦(最終戦) GⅠ馬5頭参戦
日程
8月30日(日)15:45
コース
新潟・芝2000m(左・外回り)
格付け
第62回 GⅢ/別定
斤量
古馬57kg(牝馬2kg減・GⅠ加増)

夏競馬の総決算、新潟記念。G1馬5頭が揃う異例の豪華メンバーでGⅢとは思えない顔ぶれとなった。
しかし注目すべきは「名前」だけではない。鼻出血明け・長期休養明け・試走ローテと、各馬の状態には割り引き材料も多い。
新潟外回り2000mの長い直線が要求するのは「末脚の持続力」。血統・傾向・調教の三軸が示す答えをまとめる。

登録馬一覧(8月26日時点・11頭)

馬名 年齢・性 斤量 騎手 前走 主な実績
ロデオドライブ 牡3 57kg C.ルメール NHKマイルC(1着) G1 NHKマイルC
ダノンシーマ 牡4 57kg 川田将雅 目黒記念(3着) 白富士S・10戦全て馬券圏内
ゾロアストロ 牡3 55kg 岩田望来 皐月賞(12着) きさらぎ賞(G3)
ステレンボッシュ 牝5 55kg 戸崎圭太 安田記念(10着) G1 桜花賞
チェルヴィニア 牝5 55kg 津村明秀 ヴィクトリアマイル(16着) G1 秋華賞・オークス2冠
ドゥレッツァ 牡6 57kg 田辺裕信 京都大賞典(8着)※昨秋 G1 菊花賞(23年)・今年初戦
アーバンシック 牡5 59kg 三浦皇成 金鯱賞(14着)※鼻出血 G1 菊花賞(24年)
バレエマスター 牡7 56kg 菊沢一樹 ジューンS(6着) 24年新潟記念2着・コース巧者
サヴォーナ 牡5 56kg 池添謙一 七夕賞(10着) 24年菊花賞3着
ジュンブロッサム 牡7 56kg 石川裕紀人 関越S(9着) 新潟芝2000m【1.2.1.1】のコース巧者
ボーンディスウェイ 牡5 56kg 丸山元気 七夕賞(5着) 七夕賞2着・中距離安定

過去10年の連対傾向(2016〜2025年)

1
2番人気が5勝——しかし6番人気以下も4勝と波乱含みの構造
過去10年で2番人気は5勝という突出した数字を持つ一方、6番人気以下も4勝と荒れやすい構造も共存している。4番人気は【0-0-0-10】と壊滅的で、人気の序列が単純に結果に直結しないのがこのレースの特徴だ。昨年から別定戦に変更されたことで実力馬が斤量面で恵まれやすくなり、やや順当な決着になりやすい傾向に変化している可能性は意識しておきたい。
2
3歳馬の複勝率50%・年齢は3〜5歳が主役
過去10年の3着以内30頭のうち22頭が3〜5歳馬。特に3歳馬は出走数こそ少ないが複勝率50%という高水準で、ロデオドライブとゾロアストロの3歳勢は年齢データ上の好走条件を満たす。ただし3歳馬の好走例は軒並み「重賞実績があった馬」に限られており、今年の3歳勢はいずれも重賞実績を持つ点で条件を満たしている。
3
末脚型が優勢——上がり3ハロン1位の複勝率75%
新潟外回り2000mはコーナー1回・直線660mという特殊コースで、上がり3ハロン1位の複勝率が75%というデータが示す通り末脚型が圧倒的に有利。ただし上がり4位以下の馬も4勝・2着7回・3着4回と健闘しており、「末脚型でなければ全く通用しない」わけでもない。スローペースで前が残る可能性もあるため、当日の展開読みは欠かせない。
4
枠順は3枠・8枠が好成績——2枠は3着以内ゼロ・5枠も連対なし
過去10年で8枠が3勝・複勝率29%、3枠・4枠もそれぞれ2勝を挙げ中〜外枠優勢。一方で2枠は16頭すべて馬券圏外、5枠も連対なしと内中枠の一部が顕著に苦戦している。枠順確定後は2枠・5枠に入った人気馬への評価を下げる判断が求められる。
5
前走継続騎乗が3着内率30.4%——乗り替わり組(12.5%)の2.4倍
過去10年で前走と同じ騎手が騎乗した馬の3着内率30.4%は、乗り替わり組の12.5%を大きく上回る明確なデータだ。ダノンシーマ(川田継続)・ゾロアストロ(岩田継続)・ボーンディスウェイ(丸山継続)らが継続騎乗に該当し、逆にチェルヴィニア(津村乗り替わり)・ドゥレッツァ(田辺乗り替わり)は割引要因となる。また過去の優勝馬は全員が重賞1着歴または芝1800〜2200mの重賞3着以内の実績を持っており、重賞実績は出走馬の必須条件と言える。
傾向から注目する5頭
傾向◎ ロデオドライブ 牡3・57kg/C.ルメール/美浦・辻哲英
父:サートゥルナーリア(Kingmambo系=ミスプロ系)/母父:スニッツェル(デインヒル系)
3歳・複勝率50%の年齢データ NHKマイルC覇者・重賞実績◎ 全4戦で上がり最速・末脚型
3歳馬の複勝率50%データに最も合致する存在で、全4戦で上がり最速という末脚型の脚質も新潟外回りに直結する。NHKマイルCで古馬顔負けの切れを見せた瞬発力は、直線660mのコースで最大限に発揮される。辻調教師「休みを挟んで春よりフレッシュ感がある」と状態面も良好。距離延長(1600m→2000m)は未知数だが、過去のきさらぎ賞・NHKマイルCの内容から2000mでの末脚持続は十分期待できる。唯一の懸念は57kgという斤量。
傾向◎ ゾロアストロ 牡3・55kg/岩田望来/美浦・宮田敬介
父:モーリス(ロベルト系)/母父:ディープインパクト(SS系)
3歳55kgの最恵まれ条件 きさらぎ賞でラスト33.3の瞬発力 岩田騎手継続・継続騎乗データ◎ 鼻出血休養明け初戦
3歳55kgという最も傾向データに沿う条件を持つ一頭。きさらぎ賞でラスト33.3の上がりを使って差し切った内容は、新潟外回りの末脚勝負に直結する。岩田望来騎手の継続騎乗がデータ的にも追い風。1週前追い切りで同厩ステレンボッシュをあおるほどの動きに宮田師が「測り知れないポテンシャル」と驚嘆した。鼻出血休養明けの初戦という点と、年長馬相手初挑戦がリスクだが、傾向と実力が重なる注目馬だ。
傾向○ ダノンシーマ 牡4・57kg/川田将雅/栗東・中内田充正
父:キタサンブラック(SS系)/母父:Include(Broad Brush系=ヒムヤー系)
川田騎手継続・継続騎乗データ◎ 10戦オール馬券圏内・別定戦向き 阪神大賞典・目黒記念ともに3着
通算10戦全て馬券圏内という安定感が最大の武器で、別定戦への移行で実力馬が恵まれやすくなった今年のフォーマットに最も合う一頭。川田将雅騎手の継続騎乗がデータ的な追い風(継続騎乗の3着内率30.4%)。白富士S快勝・阪神大賞典3着・目黒記念3着と充実一途で重賞実績も満たす。57kgという斤量はG1馬と同じで恵まれているわけではないが、安定した末脚を発揮できれば十分に勝負になる。
傾向○ チェルヴィニア 牝5・55kg/津村明秀/美浦・木村哲也
父:ハービンジャー(デインヒル系)/母父:キングカメハメハ(Kingmambo系=ミスプロ系)
牝馬55kg・G1二冠馬の実績 2000m戻りでパフォーマンス回復期待 津村騎手に乗り替わり・継続騎乗データ割引
秋華賞・オークスのG1二冠馬として実績は今年の出走馬でも最上位クラス。ヴィクトリアマイル16着は距離不足(マイル)が主因とみられ、2000m戻りは明らかなプラス要因だ。牝馬55kgという斤量も有利で、過去データで「単勝1桁台・56〜57kgの関西馬」に近い位置づけにある。懸念は津村明秀騎手への乗り替わり(データ割引)と、近走での「前半で力んでしまう」という競馬の課題。太田助手「舞台設定は向くと思う」と状態面は良好。
傾向○ バレエマスター 牡7・56kg/菊沢一樹/栗東・梅田智之
父:スピルバーグ(ディープインパクト系=SS系)/母父:スウェプトオーヴァーボード(フォーティナイナー系=ミスプロ系)
24年同レース2着・コース実績抜群 56kgの恵まれた斤量 7歳・年齢的な割引あり
2024年の同レース2着・2走前も同舞台と新潟外回り2000mへの適性は今回のメンバーで最も高い一頭。7歳馬として年齢割引はあるが、56kgという比較的軽い斤量と抜群のコース実績が武器。「GⅢらしい決着(名実ともにG3水準の競走)」になった場合に最も恩恵を受けるのがこの馬だ。父スピルバーグ(ディープインパクト産駒)の末脚の血と母父スウェプトオーヴァーボード(ミスプロ系)の底力がこのコースでの好走を裏付けている。2走前に12番人気2着という激走経験があり、人気を落としての一発に注目したい。

血統フィルター(新潟芝2000mでの系統分析)

1
ハービンジャー産駒が新潟芝2000mで9勝・単勝回収率152——断然の最強血統
過去10年の新潟芝2000mで最多9勝を挙げているのはハービンジャー産駒で、勝率11.4%・単勝回収率152という勝利数と馬券妙味の両面で突出した数字を残している。デインヒル系の持続力と新潟外回りの長い直線は極めて相性が良く、今年の出走馬ではチェルヴィニア(父ハービンジャー)が直接合致する。また母父ハービンジャーを持つアーバンシック・ステレンボッシュもこの系統の血を間接的に内包しており、「ハービンジャーの血」はこのコースの必須血統と言える。
2
モーリス産駒が当該重賞1戦1勝・当該条件で勝率66%——ゾロアストロの血統的根拠
過去10年の新潟芝2000mでモーリス産駒は24戦5勝・勝率20.8%・単勝回収率320という怪物的な数字を残している。さらに新潟記念での成績は1戦1勝。当該条件では【2-0-0-1】で勝率66%と「出れば勝つ」に近い水準だ。半兄ノッキングポイトが2023年の新潟記念を制しており、血統的なコース適性の証明は完璧だ。ゾロアストロ(父モーリス×母父ディープインパクト)はこの血統フィルターの最上位に位置する。
3
SS系ディープ系×ミスプロ系の配合——新潟外回りで機能する末脚型の組み合わせ
新潟外回り2000mで好走する血統の共通項として「SS系の末脚×ミスプロ系の底力」という組み合わせが挙げられる。バレエマスター(父スピルバーグ=ディープインパクト産駒SS系×母父スウェプトオーヴァーボード=フォーティナイナー系ミスプロ系)はまさにこの配合型に当てはまる。スピルバーグ自身が天皇賞(秋)を勝った東京型の末脚の持ち主であり、その産駒の末脚特性が新潟外回りの長い直線にフィットする可能性がある。ドゥレッツァ(父ドゥラメンテ=SS系キングカメハメハ系ミスプロ系)も同様に「SS系×ミスプロ系」の配合だが、本来の得意距離(2400m以上)からの距離短縮という点での適性確認が必要だ。
4
ミスプロ系(サートゥルナーリア・エピファネイア系)は直線での末脚スピードが武器
サートゥルナーリアはロードカナロア産駒(Kingmambo系=ミスプロ系)で、父系としてはSS系ではなくミスプロ系に属する。ミスプロ系のスピードと機動力を受け継ぐ系統で、新潟外回りの長い直線での末脚発揮は期待できる。ロデオドライブ(父サートゥルナーリア=ミスプロ系)がこの系統の代表。エピファネイア・スワーヴリチャードはロベルト系に属し、こちらはコーナーでの機動力と直線での末脚持続という特性を持つ。ステレンボッシュ(父エピファネイア)・アーバンシック(父スワーヴリチャード)が該当する。ただしサートゥルナーリア産駒は当該条件での好走例がまだ少なく、実績でのカバーが求められる。
5
末脚に優れた血統が共通項——「上がり3ハロン特化型」の配合が有利
新潟外回り2000mは向正面の長いポケットスタートからコーナー1回・直線660mという特殊コースで、末脚の量と質を兼ね備えた血統が求められる。ハービンジャー産駒・モーリス産駒という過去の好走血統に共通するのは「末脚のデカさ」という特性だ。逆に「早い時計での先行押し切り」が得意な系統は直線の長さに苦しみやすい。キタサンブラック産駒のダノンシーマは先行力もあるが末脚も持つ「万能型」として評価できる。
血統フィルター早見表(主要出走馬)
馬名 父(系統) 母父(系統) フィルター
ゾロアストロ モーリス(ロベルト系) ディープインパクト(SS系) ◎ モーリス産駒・当該重賞1勝
チェルヴィニア ハービンジャー(デインヒル系) キングカメハメハ(ミスプロ系) ◎ ハービンジャー産駒・コース9勝
ロデオドライブ サートゥルナーリア(Kingmambo系=ミスプロ系) スニッツェル(デインヒル系) ○ ミスプロ系×デインヒル系・末脚型
アーバンシック スワーヴリチャード(SS系ハーツクライ系) ハービンジャー(デインヒル系) ○ 母父ハービンジャー・SS系
ステレンボッシュ エピファネイア(ロベルト系) ハービンジャー(デインヒル系) ○ 母父ハービンジャー・ロベルト系
バレエマスター スピルバーグ(ディープインパクト系=SS系) スウェプトオーヴァーボード(フォーティナイナー系=ミスプロ系) △ SS系×ミスプロ系・コース実績で補う
ダノンシーマ キタサンブラック(SS系) Include(Broad Brush系=ヒムヤー系) △ SS系×ヒムヤー系・万能型
ドゥレッツァ ドゥラメンテ(SS系キングカメハメハ系=ミスプロ系) More Than Ready(Southern Halo系=Halo系=ヘイルトゥリーズン系) △ 長距離型・2000mへの距離適性要確認
血統フィルターから注目する5頭
血統◎ ゾロアストロ 牡3・55kg/岩田望来/美浦・宮田敬介
父:モーリス(ロベルト系)/母父:ディープインパクト(SS系)
過去10年の新潟芝2000mでモーリス産駒が24戦5勝・勝率20.8%・単勝回収率320という断トツの成績を残しており、新潟記念でも1戦1勝(当該条件で勝率66%)。半兄ノッキングポイトが2023年の新潟記念を制しており、コース適性は血統的にも証明済みだ。父モーリス×母父ディープインパクトという「ロベルト系×SS系の純粋な末脚型配合」は、直線660mで上がりを使う今回の舞台に理想的に合致する。
血統◎ チェルヴィニア 牝5・55kg/津村明秀/美浦・木村哲也
父:ハービンジャー(デインヒル系)/母父:キングカメハメハ(Kingmambo系=ミスプロ系)
過去10年の新潟芝2000mでハービンジャー産駒は9勝・単勝回収率152という最多勝血統。「デインヒル系の持続力×新潟外回りの長い直線」という組み合わせは過去に何度も証明されてきた。母父キングカメハメハ(ミスプロ系)が機動力を補完する配合でコース適性は血統的に申し分ない。半兄チェックにもモーリス産駒のノッキングポイトという新潟記念勝ち馬がいることも、母系の新潟適性を傍証している。
血統○ ロデオドライブ 牡3・57kg/C.ルメール/美浦・辻哲英
父:サートゥルナーリア(Kingmambo系=ミスプロ系)/母父:スニッツェル(デインヒル系)
父サートゥルナーリア(Kingmambo系=ミスプロ系)×母父スニッツェル(デインヒル系)という「ミスプロ系×デインヒル系」の末脚型配合。母父デインヒル系がハービンジャー産駒と同じデインヒル系の血を持つ点はコース適性を補強する要素だ。ただし父サートゥルナーリアは当該条件での好走例がまだ少ないため「実績で血統フィルターをカバーする」判断が必要。全4戦で上がり最速という個馬の末脚実績が血統評価を支える。
血統○ アーバンシック 牡5・59kg/三浦皇成/美浦・武井亮
父:スワーヴリチャード(SS系ハーツクライ系)/母父:ハービンジャー(デインヒル系)
母父ハービンジャーがこのコースで9勝の最強血統。スワーヴリチャード産駒は芝中距離での末脚持続に優れ、新潟外回りとの相性は良い属性を持つ。菊花賞馬として2000mは本来の条件より短いが、昨秋の天皇賞(秋)で5着と東京2000mでも対応実績があり距離不安は小さい。59kgという最重量斤量が最大の壁だが、血統的なコース適性は出走馬の中でも上位に位置する。
血統○ ステレンボッシュ 牝5・55kg/戸崎圭太/美浦・宮田敬介
父:エピファネイア(ロベルト系)/母父:ハービンジャー(デインヒル系)
父エピファネイア(ロベルト系)×母父ハービンジャー(デインヒル系)という、「コース9勝のハービンジャーの血を母父に持つロベルト系産駒」という好配合。ゾロアストロと同厩の宮田師が管理しており、近走不振(安田記念10着)は前半で力んでしまう課題が主因。宮田師「前半せかさず息を入れて走らせれば」と修正策を明示しており、戸崎騎手の騎乗で改善できるかが焦点。牝馬55kgという恵まれた斤量もある。

調教評価上位5頭(1週前〜最終追い切りベース)

※枠順は8月28日(木)確定予定。確定後に各馬の評価を更新する予定。

S評価 ゾロアストロ 牡3・55kg/岩田望来/美浦・宮田敬介
父:モーリス(ロベルト系)/母父:ディープインパクト(SS系)
1週前・美浦W 6F81秒3-11秒0(末強め) ステレンボッシュをあおる圧倒的な動き 「測り知れないポテンシャル」宮田師
1週前の美浦Wコースで6F81秒3-ラスト11秒0という強い時計をマーク。同厩のG1馬ステレンボッシュ(強め)をあおるほどの動きに宮田敬介調教師が「鼻出血で日本ダービーを断念した経緯があるので慎重に立ち上げてきましたが、ステレンをあおるくらいの走りでしたし、測り知れないポテンシャルがありますね」と驚嘆のコメント。最終追い切りでもステレンボッシュの外0.8秒先行・0.1秒先着とわずかに上回り、今回の出走馬中断然の調教最高評価。
A評価 ロデオドライブ 牡3・57kg/C.ルメール/美浦・辻哲英
父:サートゥルナーリア(Kingmambo系=ミスプロ系)/母父:スニッツェル(デインヒル系)
美浦W 3頭併せ 5F66秒5-11秒5 「春よりフレッシュ感がある」辻師 テンション安定・状態良好
1週前美浦Wコースで3頭併せ5F66秒5-ラスト11秒5をマーク。中間馬に1馬身半遅れての追走から直線でしっかり伸びる内容だった。辻哲英調教師「休みを挟んで、春の頃よりフレッシュ感がある。帰厩してからテンション面も安定して落ち着いて調教もできている」とNHKマイルC後の充電が奏功した状態の良さを語った。直前追い切りでのさらなる上積みが期待されており、調教評価はA。
A評価 チェルヴィニア 牝5・55kg/津村明秀/美浦・木村哲也
父:ハービンジャー(デインヒル系)/母父:キングカメハメハ(ミスプロ系)
美浦W 7F96秒0-11秒4(強め) 「牧場から毛づや・バランスともいい状態」 最終追い切り・ポリ5F67秒3-11秒9(馬なり)
1週前美浦Wコースで7F96秒0-ラスト11秒4をマーク。「牧場から毛づや、バランス含めていい状態で帰ってきた。ずっと強い負荷をかけた調教をしていても馬がこたえてくれている。舞台設定も向くと思うのでなんとか巻き返してくれたら」と太田助手が手応えを語った。最終追い切りは美浦ポリ5F67秒3-ラスト11秒9で馬なり。ヴィクトリアマイル惨敗からの立て直しが完了し、状態面の不安は解消されている。
A評価 アーバンシック 牡5・59kg/三浦皇成/美浦・武井亮
父:スワーヴリチャード(SS系ハーツクライ系)/母父:ハービンジャー(デインヒル系)
最終追い切り・美浦W 7F96秒1-11秒7(馬なり) 「週を追うごとに良くなっている」三浦騎手 前走・金鯱賞14着は鼻出血・参考外
最終追い切りは美浦Wコース7F96秒1-ラスト11秒7(馬なり)で僚馬ボウウィンドウと同入。三浦皇成騎手「帰厩後は走りにまとまりがなかったけど、週を追うごとに良くなっています。ワンターンの2000mで前半を楽に入れれば、条件的にはいいと思います」と手応えを語った。前走金鯱賞14着は鼻出血という明確な敗因があり参考外。5カ月半ぶりながら稽古は上々で、59kgという最重量斤量をどこまでカバーできるかが焦点。
A評価 ダノンシーマ 牡4・57kg/川田将雅/栗東・中内田充正
父:キタサンブラック(SS系)/母父:Include(Broad Brush系=ヒムヤー系)
坂路で好時計コンスタント・安定した調教内容 川田騎手「この馬の安定感は本物」 10戦オール馬券圏内の堅実さを裏付ける仕上がり
川田将雅騎手が「落ち着いて調教もできている。この馬の安定感は本物」と語り、坂路で好時計をコンスタントに記録。目黒記念3着後の休み明けも苦にしない体質の良さが調教でも表れており、仕上がりは十分。通算10戦オール馬券圏内という安定感が状態面でも継続中で、「絶好調ではないが確実に走れる状態」という安心感がある。
三軸フィルター まとめ
傾向◎
ロデオドライブ
ゾロアストロ
ダノンシーマ
血統◎
ゾロアストロ
チェルヴィニア
ロデオドライブ
調教◎
ゾロアストロ
ロデオドライブ
チェルヴィニア

三軸全てで最高評価が集まるのはゾロアストロ(傾向◎・血統◎・調教S)。3歳55kgという条件の恵まれに加え、モーリス産駒の血統的裏付けと圧倒的な調教内容が揃う。鼻出血明けの初戦というリスクが唯一の懸念だ。ロデオドライブ(傾向◎・血統○・調教A)は全4戦で上がり最速という末脚の確かさが武器で、距離延長さえこなせれば最有力。チェルヴィニア(血統◎・調教A)はハービンジャー産駒の血統データが強力に後押しする。枠順確定・最終追い切りを踏まえ、最終結論編で本命を確定したい。

※本記事は2026年8月27日(水)時点の情報をもとに作成しています。枠順は8月28日(木)確定予定。
※過去傾向データはJRA公式・ウマニティ・netkeiba等の公開情報を参照しています。
※馬券購入は自己責任にて。データはあくまで過去の傾向であり、結果を保証するものではありません。

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